静まり返った夜、部屋のどこかから聞こえる「カサカサ」「カタカタ」という微かな物音。気のせいかとやり過ごしてしまうことも多いですが、それはゴキブリが活動している音かもしれません。ゴキブリは非常に静かに移動しますが、特定の条件下では、その存在を知らせる音を発することがあります。聴覚を研ぎ澄ませることで、見えない敵の存在を確かめることができるのです。ゴキブリが出す音として最も代表的なのが、移動音です。彼らがビニール袋や新聞紙、落ち葉の上などを歩く時に立てる「カサカサ」という乾いた音は、非常に特徴的です。また、壁や家具にぶつかったり、高いところから落ちたりした時に「コツン」「ガサッ」という音を立てることもあります。もし、キッチンの方から深夜にこのような音が聞こえてきたら、それはゴキブリが餌を探して徘徊している音である可能性が高いでしょう。また、ゴキブリは飛ぶこともできます。特にクロゴキブリは飛翔能力が高く、羽を広げて飛ぶ際には「ブーン」という低い羽音を立てます。これはかなり大きく聞こえるため、もし室内でこの音を聞いたら、パニックになること間違いなしですが、それは紛れもなくゴキブリの存在証明となります。音で確かめる際のポイントは、生活音をできるだけなくすことです。テレビや音楽を消し、可能であれば換気扇なども止めて、部屋を完全な静寂に近づけます。そして、ゴキブリが出没しやすいキッチンや水回りの方に意識を集中させてみましょう。物音が聞こえたら、その方向を特定し、翌日にその周辺を重点的に調査することで、フンなどの痕跡を発見できるかもしれません。もちろん、家がきしむ音や他の虫の音である可能性もあります。しかし、繰り返し同じような場所から音が聞こえる場合は、ゴキブリの存在を疑い、より積極的な調査に乗り出すべきサインと捉えるのが賢明です。
その物音、ゴキブリかも?音で存在を確かめる方法