部屋にゴキブリがいる気配はするのに、フンや卵鞘といった決定的な証拠が見つからない。そんな時に試してみる価値があるのが、ブラックライトを使った少し特殊な調査方法です。一見するとただの懐中電灯のようですが、ブラックライトが放つ紫外線は、人間の目には見えないゴキブリの痕跡を浮かび上がらせることがあります。ゴキブリは、移動しながら尿や体液などを排出しています。これらの体液には、ブラックライトの紫外線に反応して蛍光を発する物質が含まれていると言われています。そのため、ゴキブリが頻繁に通る道筋や、休憩していた場所をブラックライトで照らすと、黄色や青白く光る筋やシミのようなものが見えることがあるのです。これは、ゴキブリの存在を間接的に証明する有力な手がかりとなります。調査方法は簡単です。まず、部屋をできるだけ暗くします。そして、ブラックライトを点灯させ、ゴキブリが潜んでいそうな場所をゆっくりと照らしていきます。特に、壁際や床の隅、家具の裏側、キッチンキャビネットの内部、配管の周りなどを念入りにチェックしましょう。もし、不自然に光る痕跡を発見したら、そこがゴキブリの通り道である可能性が高いと判断できます。この方法は、ゴキブリの姿を直接見ることなく、その存在を確かめられるという点で、精神的な負担が少ないのがメリットです。また、フンなどの小さな痕跡を見つけにくい場所でも、広範囲を効率的に調査することができます。ただし、注意点もあります。洗剤の残りカスや他の物質もブラックライトに反応することがあるため、光ったからといって100%ゴキブリの痕跡とは断定できません。しかし、壁際に沿って線状に続いていたり、ゴキブリが好みそうな場所に集中していたりする場合は、その可能性は非常に高いと言えるでしょう。見えない敵の足跡を可視化するブラックライトは、あなたのゴキブリ調査の強力な武器になるかもしれません。